植物標本を作製するためには植物採集からスタートです。採集の方法や注意事項を守って採集しましょう。
長袖のシャツ
長ズボン
帽子
雨具
リュックサック
手袋
手ぬぐい
カットバンや
防虫スプレー歩き慣れた靴
(運動靴など)
せんていばさみ
根ほり
(シャベル)ノート
新聞紙
マジック
地図
野冊(段ボール
または板2枚)ゴムひも
カメラ
- Qどんな植物を採集すればいいの?
- A花や実が付いているもの、なるべく虫などに食べられていないもの
- Q根は取るの?
- A必ずないといけないわけではありませんが、あるといいでしょう。ていねいに掘って採り、水あらいして土を落として標本にします。
- Qどれくらい採ればいいですか?
- A標本台紙(新聞紙全紙の四つ折り)に入る量ですが、大きい葉や茎のものは折り曲げたり、切っても良いです。
- 必要以上に採ってはいけません。
- 自然保護地域など採集が禁じられている場所では採ってはいけません。
- 危険な場所での採集はやめましょう。
美しい植物標本を作製するためには、採ったらすぐに根についた土を落とし、その場で新聞紙(全紙の四つ折りサイズ)にはさんで新聞紙ごと野冊(ダンボールや板でも代用可)にはさみ、ゴムひもなどでしばります。この時植物をはさんだ新聞紙には、採集した場所、年月日、採集者、生育環境などの特徴をマジックで記録しておきましょう。また、生育環境などを細かく記しておくためにノートに記録しても良いでしょう。
採集した植物は乾いてしおれてしまわないようにビニール袋に入れて持ち帰っても良いですが、野冊にはさんで持ち帰った方がしおれにくく、美しい植物標本が出来上がります。ビニール袋に入れて持ち帰った場合には、帰宅後、出来るだけ早く新聞紙に挟みましょう。
持ち帰った後はなるべく早く新聞紙ごと野冊から取り出し、いよいよ植物標本を作製します。
根があるものは根ごと採集し、土を落とす。
四つ折りの新聞紙に植物を挟む。
挟んだ新聞紙にはマジックで採集場所、年月日、採集者、生育環境を記す。
採集がある程度出来たら新聞紙にはさんだ植物を野冊ごとゴムひもでしばって持ち帰る。